■表紙画「木によるドローイング」丑久保健一

目　次

創作[小説]

七輪 紙屋　里子 6
骨 福冨　陽子 9
虚ろな日々 安西　悠子 12
八月の雨 高杉　治憲 15
森をぬけて 橋本紀久子 18
紙ヒコーキ 相馬　龍久 21
川風 加葉まひろ 24

評論

精神医学と俳句 石川文之進 27
『菜根譚』の幸福論 宇賀神　忍 31
語り得ぬこと 佐藤　英幸 34
詩篇「ベエリング」を読む 森　　羅一 37
作業日誌 6 篠崎　勝己 40
今こそ、定家美学の奥義を垣間みる 金敷　善由（よしゆき） 42
牧水、宇都宮を詠む   43

短歌

焼野のきぎす夜鶴の声 相羽　照代 44
超越 安蘇野芳明 45
秋の日 神谷　由里 46
逝きしおとうとに 唐澤るみ子 47
埋み火 神野　規子 48
病みゐても 吉高神静子 49
霊場めぐり 定岡　幸子 50
「かしこ」 佐藤　孝子 51
虚と実 澤瀬　湛子 52
朱の群星 島内　美代 53
京都点描 鈴木　芳子（宇都宮市） 54
さよなら「キハ40形」 滝口　節子 55
此の世の惨 高橋　淑乃 56
卯の花月夜 田村世津子 57
いつも鴛鴦 永島　道夫 58
みどり児（ご） 中山千恵子 59
一献如何 野口もと子 60
抱卵の時 橋本　茂子 61
珊瑚礁 福澤　悦子 62
弟長逝 星野　　清 63
三つ子のやうに 増渕　弥生 64
天空の青 松木　昭子 65
九条の会 森　　富男 66
喪の風聞きぬ 安野登美子 67
朝餉まぶしく 山崎緋紗江 68
縁日 横山　岩男 69

随筆

私の定点ふたたび 宮部　紀子 70
まんじゅう探し 小島　延介 72
本音 押久保千鶴子 74
文化遺産のまま 大出　京子（たかこ） 76
野鳥に夢中 松林　厚子 78
床屋さがし 矢吹　清人 80
辻が花 国井　和子 82
中国天台県にて 舘野ひろ子 84
ずっと心をよせて 五反田キヨ 86
大きな時計 髙橋　暁美 88
あと二年半 国母　　仁 90

詩

旅 神山　暁美 92
Dolphin kick 小林　守城 94
五月の雨 松本ミチ子 96
寸感 ―メメント　モリー― 鈴木　芳子（矢板市） 98
生きるということ 小川　信一 100
つり輪 綾部　健二 102
追善香 またの銘を本来無一物 野澤　俊雄 104
間引き 戸井みちお 106
蒼天 螺良　君枝 108
青春暮色 高田　太郎 110

俳句

堅香子の花 阿部　　功 112
仮の世も… 大須賀邦夫 113

川柳

太腿は旨い！ 三上　博史 114
その時 荻原　鹿声 115
日常茶飯 大河原信昭 116
空の地図 野口　直子 117
秋夜長 水上　義明 118

特集　旅

九十九折る旅路 松本　富生 120
旅つれづれ 佐藤　孝子 121
アルゼンチンの旅 石川文之進 122
日常からの離脱 福澤　悦子 123
駅で待っていてくれる 髙橋　暁美 124
カジカガエルの声を聞きにゆく 柴田　裕巳 125
到着の安堵と別離の悲哀 野澤　俊雄 126
渡来人と出会いし旅 唐澤るみ子 127
デカンショ節のふるさと 小島　延介 128
旅に病んで 小林　守城 129
ニューギニアの旅 高田　太郎 130
人生は出会いの旅のように 高杉　治憲 131
私の旅 戸井みちお 132
手をつないで 国母　　仁 133
中国への旅 澤瀬　湛子 134
高千穂を歩く 舘野ひろ子 135
私の遠野ものがたり 福冨　陽子 136
旅の終わりは 安西　悠子 137
家族最後の旅 高橋　淑乃 138
Powell 佐藤　英幸 139
逃避行 神山　暁美 140
京都の志村けん 松林　厚子 141
大樋焼（おおひやき）を知った 国井　和子 142
北海道流氷への旅 橋本　茂子 143
オランダの旅 大河原信昭 144
流れる景色 大出　京子（たかこ） 145
早春 神谷　由里 146
旅かばん草原の風詰めてくる 橋本紀久子 147
ストリッパー 加葉まひろ 148
私の小さな旅 鈴木　芳子（宇都宮市） 149
人生という名の旅 三上　博史 150
旅は道連れ 関根喜久枝 151
自ら動く 安蘇野芳明 152
父と娘の二人旅 飯山虎之助 153
栃木県文芸家協会会員名簿（付役員名簿） 156
編集後記 160