■表紙画「バラと対話」添野 忠 ■カット 森 羅一

目次

特集 人生を変えた言葉

行くに径に由らず 安西 悠子 8
この世に無用なものなどない 宇賀神 忍 9
あとで気付くもの 大出 京子(たかこ) 10
感謝 神谷 由里 10
それでも、武蔵は 神山 暁美 11
生きてごらん 神山 奉子 12
継続 国母  仁 13
治るよ。治る、…… 小島 延介 14
三つの言葉 定岡 幸子 15
めらめらと 佐藤 英幸 16
苦にもされず 沢瀬 湛子 17
残日 髙橋 暁美 18
人生を変えた言葉 高橋 淑乃 19
黄色い便箋の遺書 舘野ひろ子 20
すずめ 橋本紀久子 21
順調だった今までの人生 三上 博史 22
他者とは何か 森  羅一 23
六分(りくぶ)の侠気(きょうき) 四分の熱 安野登美子 24
無名の指 鈴木 久子 25

はんてん 綾部 健二 26
あなたからも 大木てるよ 28
この道の他には 小川 信一 30
機織(はたお)りさんの里帰り 金井  清 32
花の決心 神山 暁美 34
危ないよ 小林 守城 36
雨季 鈴木 芳子 38
古老のゆめ 高田 太郎 40
八月の影 螺良 君枝 42
う そう 石井みちお 44
卯花香 野澤 俊雄 46
悲しいレッテル 松本ミチ子 48
現実のまゝで 丸山 君峯 50
仮相の構図 森  羅一 52

エッセイ

作業日誌 3 篠崎 勝己 54
竹薮 三本木 昇 56
とはずがたり ―『昭和』は遠くなりにけり― 高橋 昭行 58

随筆

「赤毛のアン」の島 生井 慶子 63
「アケオメ!」 大出 京子(たかこ) 65
鶯の鳴き声 郷間 光江 67
ゴーヤ 国母  仁 69
こっちゃんの楽園 髙橋 暁美 71
それでも欲しい 高橋 晶子 73
注射雑談 矢吹 清人 75
夏野の白 押久保千鶴子 77
糠漬けの茄子 岩瀬 敦子 79
遥かな色に 五反田キヨ 81
春の予感 ―二月下旬の南東北 柴田 裕巳(ゆみ) 83
森  絹枝 85
〝守られている〟 宮部 紀子 87
メモリー1935 小島 延介 89
四つの位牌 舘野ひろ子 91

短歌

石井 里佳 93
味噌の香りに 神谷 由里 94
兄逝きぬ 神野 規子 95
十月は 吉高神静子 96
アルプの里 齋藤 初枝 97
コスモロジー 早乙女裕子 98
記念撮影 定岡 幸子 99
右岸の町 佐藤 孝子 100
闇の饗宴 沢瀬 湛子 101
能の舞台は 鈴木 芳子 102
秋立つ 高橋 淑乃 103
洞窟はいま 滝口 節子 104
日和山 田村世津子 105
氷の煌めき 長井 瑞江 106
晩年(いりまへ)の抄 野口もと子 107
霧ふかき峡 福澤 悦子 108
春の名残り 松木 昭子 109
未知の時間へ 増渕 弥生 110
臙脂紫われならなくに 安野登美子 111
夏を彩る 山崎緋紗江 112
寒の水 横山 岩男 113
ほのお 唐澤るみ子 114

俳句

余命綴り 大須賀邦夫 115
山里 久郷 紅楓 116
鳩の杖 黒羽 外城 117
見なし雲 鈴木 久子 118
春夏秋冬 鈴木 幸子 119
花の昼 三橋 順子 120
木島松穹先生を悼む 黒羽 外城 121

川柳

ひと粒 荻原 鹿声 123
日々を摘む 橋本紀久子 124
棕櫚の花 三上 博史 125

創作

嫁さま紬 ―(四)一卵性母子― 神山 奉子 126
オパールのペンダント 加葉まひろ 129
掌編小説 銀河に向かう 高杉 治憲 132
ローカル線(その三) 松本 富生 135

評論

「真岡町大字荒町」に住んだ人々 安西 悠子 144
静塔が導く灯火 石川文之進 147
出会いを大切に心豊かに楽しく生きる ―相田みつをに学ぶ― 宇賀神 忍 151
三島由紀夫『天人五衰』試論(四) ―幸魂の行方― 佐藤 英幸 154

栃木県文芸家協会規約 157
栃木県文芸家協会会員名簿(付役員名簿) 159
編集後記